『幻の貨物線「西武安比奈線」を歩く』イベント

2006年11月 5日(日)、「小江戸川越鉄道開設111周年記念フェア」の一環として、 現在は休止線となっている「西武安比奈線」を歩くイベントが開催された。この日は天候にも恵まれ、思いのほか多くの人々が参加していた。 南大塚駅を出発し、旧安比奈駅構内までの往復で約8km、およそ2時間の行程であった。 ※従来からある「西武・安比奈線安比奈線」のページも本イベントの内容を元に一部更新しています。
南大塚駅側から踏切方向を見る	左は南大塚駅側から安比奈線の最初の踏切方向を見たものだが、南大塚駅内の配線と途切れた先の線路が微妙にずれている。 この先に見える線路（踏切）は比較的新しく、１９９９年１２月頃に道路の付け替え工事に伴い、それまでの踏切の場所を移動させた際に新たに敷設された。 　西武鉄道では以前から安比奈車両基地を建設する計画があり、安比奈線を連絡線として活用する予定を発表しているが、 この計画は遅々として進行していない。しかしながら、この新しい線路は車両基地計画を放棄していないことを示す意思表示とも言える。
	住宅街を伸びる線路
安比奈線最長！？の葛川橋梁。	安比奈線では最長となる葛川橋梁。さすがに渡れないので参加者は橋の横を歩くことになる。 この付近は用水路が網の目のように張り巡らされており、沢山の小さな橋梁が見られる。
	葛川橋梁の横を歩く参加者
線路はわずかに残る武蔵野の森の中に向かって伸びている。 右はこの森の中で、廃線関係の書籍でよく取り上げられるお馴染みの風景。
安比奈車両基地予定地？	コースの後半で西武建設の砂利採取場を横切るルートが設定されていた。 砂利山の上から将来の安比奈車両基地予定地（緑色の仕切りより右側の土地）を見ることができる。 既に畑地ではなく、土地買収は済んでいる模様だ。