上田電鉄

　上田電鉄は当初、上田温泉電軌として開業後、上田電鉄→上田丸子電鉄→上田交通と名称を変え、 2005年10月3日付で上田交通から鉄道部門が分社独立し現社名となった。
　鉄道路線は最盛期には５路線を誇ったが、現在は別所線（上田～別所温泉）のみである。車両は1993年5月以降元東急の7200系が使われていたが、2008年8月1日以降は元東急1000系が主力となった。同年10月、7200系は「まるまどりーむ」号を除いて引退した。
本稿は2009年1月時点での記録である。
※上田交通時代(2002年8月)の訪問記録

現・主力車両1000系
現在の主力車両は元東急1000系を２連ワンマン仕様に改造した1000系。	1000系のうち２編成は長野県出身の画家、原田泰治によるラッピング電車となっている。写真はラッピング電車一号の1002編成。
上田駅に停車中の1000系1004編成	上田電鉄の社紋
7200系「まるまどりーむ」号
1000系導入に伴い、従来の7200系は丸窓電車塗色の「まるまどりーむ号」２編成を残して廃車となっている。下は「まるまどりーむ号」7253編成。一部の窓がシールで楕円形にかたどられている。

丸窓電車
かつての主力車両モハ５２５０形はドアの戸袋の窓の形から丸窓電車の愛称で親しまれた。昭和６１年に引退したが現在は別所温泉駅にモハ5252とモハ5251の２両が保存されている。