２０００系方向幕ＬＥＤ化

　２０００系初期型の一部編成の側面方向幕がＬＥＤ化されました。該当編成は3月24日現在、2019Fと2021Fの２編成です。ＬＥＤ表示器は２００００系のものと同じと思われます。なお、ＬＥＤ化は側面のみで前面の行先表示は従来のままです。

２０００系(2019F)ＬＥＤ方向幕　（撮影日：2000.3.23）．．高田馬場

　２０００系の側面方向幕は列車種別と行先駅が一緒になっているため、種別と駅名の組み合わせ数だけの種類が必要でした。さらに新しい列車種別が設定されると全て新しく作り直す必要があり、不経済でもありました。
2000系LED方向指示器

　ＬＥＤ化により列車種別と行先駅を自由に設定できることになり、幕の作り直しや交換が不要となるため、今後さらに他の編成に波及する可能性があります。西武では他に３０００系と４０００系の側面方向幕が２０００系と同じものですので、これらについても今後ＬＥＤ化される可能性があります。
　従来からＬＥＤ方向幕は注目されており、西武でも以前６０００系の一部で試験的に試したことがありました。しかし、ＬＥＤは夜間はともかく昼間は見えにくいという欠点があり、今一つ普及が進みませんでした。この欠点も高輝度ＬＥＤの開発により、克服されつつあります。
　ちなみに６０００系、９０００系、１００００系の側面方向幕は列車種別と行先が独立に設定可能ですので当面は現在のままと思われます。