屋島登山鉄道(屋島ケーブル) 2005年8月31日・廃止

 屋島ケーブルは屋島登山鉄道の運営する鋼索鉄道として1929(昭和4)年より、 戦中戦後の一時期を除いて屋島登山の足として運行されてきた。 しかし、2004年10月、同社は経営不振により自己破産するに至り、 それに伴い屋島ケーブルも同年10月16日付け(事実上10月15日)で休止となった。 その後、再開のメドが立たないまま、2005年8月31日付けでついに廃止となった。以下の写真は2003年1月のもの。

屋島登山口駅
屋島登山口駅
屋島ケーブルの起点、屋島登山口駅。 琴電屋島駅から徒歩で5分ほどのところにある。

車両(義経と辨慶)
義経号
 車両(ケ10形)は源平合戦に因み1号車が「義経号」、2号車が「辨慶号」と名づけられていた。 上の写真は行き違いの際に辨慶号の前面窓越しに見た義経号

辨慶号1 辨慶号2
辨慶号(登山口側) 辨慶号(山上駅側)

屋島山上駅
屋島山上駅
 終点である、屋島山上駅。 撮影時点では営業中であったが、駅舎をは既に廃駅のような雰囲気。 頂上までドライブウェイが開通してからは観光輸送の主役は車に移り、ケーブルカーは寂れる一方であったようだ。
 両脇に見えるのは土産物屋の跡。往時の賑わいは偲ぶべくも無い。

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