◇狭山市の富士塚【その8】
名称
柏原・富士塚公園の富士塚
場所
狭山市柏原(狭山工業団地内)
 この富士塚は狭山工業団地内の公園内にある。公園の名も「富士塚公園」とそのもの ずばりである。 文献等によれば富士塚頂上の石祠に刻まれてている日付は文政11(1828)年とのこと。 造立日とすれば狭山市では最も古い富士塚であるが、残念ながら塚の周囲はフェンスに囲まれており、 一般の立ち入りが出来ない。
 実はこの富士塚は元々は古墳であり、7世紀のものとされる。 元々古墳であった場所に石祠を建て、富士塚としたものと思われる。 この付近は入間川左岸の河岸段丘上であるが、古くから人が住み着いていたと思われ、 この塚から狭山中央通りを挟んで数百メートルの所にはやはり7世紀頃と見られる今宿遺跡がある。
公園入口の門柱  公園の入り口の門柱には「富士塚公園」と刻まれている。
(写真をクリックすれば門柱が拡大されます)
なお、公園は狭山市の管理となっている。
富士塚古墳  富士塚はフェンスに囲まれており、鬱蒼とした木々に覆われている。 フェンスの中には入ることが出来ない。富士塚というより、 古墳保護のためと思われる。なお、この古墳は一般には「富士塚古墳」 と呼ばれている。

(撮影:2003.09.28)
富士塚  フェンスの外から撮影した富士塚。高さは3〜4m位。頂上に小さな祠(写真の黄色い矢印の先) が乗っている。「浅間宮」と刻まれているという。
(撮影:2003.09.28)

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